2005/6/25 Vol.18

【お米をテーマにした瞑想】

  雨が多い日本のこの時期は、植物がぐんぐん育つ時期でもありますね。

 今回は食事中にできる「食材をテーマにした瞑想」をご紹介します。

 まずは食卓の料理をひととおり見てみましょう。

 その中から一品を選んで、その食材をテーマに連想を拡げるようにします。
たとえば、ごはんを選んだら、ごはん・炊飯器・精米店・稲刈り・農家・水田
・・・というように連想を拡げていきます。

 さらに、稲の生育過程を連想します。種から芽が出て、苗になり、植えられ
た苗が育ち、大地の養分を吸収して黄金色の稲穂が垂れ下がる・・・というよ
うに、どんどん連想を続けます。

 この瞑想法は、一つのテーマにについて徹底的に連想します。そして、もう
何も思いつかないというところまでいくと、その先に瞑想の深い状態が訪れる
のです。

 テーマを決めないで始めると、もしお米から始まって精米店を連想してもそ
こから、隣が花屋さんでその隣がコンビニで、今日はそこで雑誌を買って・・
などと、話が次から次へと移ってしまいかねませんね。

 そうすると単に雑念の連続になってしまうので、一つテーマを決めるのです。

 たった一粒のお米からでも生命の神秘を感じられるかもしれません。

 いつも食べている、いろいろな食材をテーマにして瞑想してみましょう。

 雨が多い日本のこの時期は、植物がぐんぐん育つ時期でもありますね。

 今回は食事中にできる「食材をテーマにした瞑想」をご紹介します。

 まずは食卓の料理をひととおり見てみましょう。

 その中から一品を選んで、その食材をテーマに連想を拡げるようにします。
たとえば、ごはんを選んだら、ごはん・炊飯器・精米店・稲刈り・農家・水田
・・・というように連想を拡げていきます。

 さらに、稲の生育過程を連想します。種から芽が出て、苗になり、植えられ
た苗が育ち、大地の養分を吸収して黄金色の稲穂が垂れ下がる・・・というよ
うに、どんどん連想を続けます。

 この瞑想法は、一つのテーマにについて徹底的に連想します。そして、もう
何も思いつかないというところまでいくと、その先に瞑想の深い状態が訪れる
のです。

 テーマを決めないで始めると、もしお米から始まって精米店を連想してもそ
こから、隣が花屋さんでその隣がコンビニで、今日はそこで雑誌を買って・・
などと、話が次から次へと移ってしまいかねませんね。

 そうすると単に雑念の連続になってしまうので、一つテーマを決めるのです。

 たった一粒のお米からでも生命の神秘を感じられるかもしれません。

 いつも食べている、いろいろな食材をテーマにして瞑想してみましょう。

<参考図書>
  ・仕事力を10倍高める瞑想トレーニング

  ・5分でできるスッキリ瞑想法


2005/7/10 Vol.19

【呼吸の基本原則(1)】

 梅雨時はなんとなくだるい、体調がイマイチという方が多いですね。

体調や精神の安定と直結するのは、なんといっても「呼吸」です。

そこで今回は、呼吸の基本を見直してみましょう。

あなたは今、どんな呼吸をしていますか? 

まずは、1分間、呼吸を観察してみましょう。

観察し終わった方は、次へどうぞ。

さて、あなたは今、鼻から呼吸をしていましたか?

「鼻で呼吸する」これが、まず最初に心がける大切なことです。

鼻呼吸なんてあたりまえ、と思われるかもしれませんが、口が少し開いた状態
で、鼻と口両方で呼吸をしている方が結構多くいます。

 普段から口で呼吸をしていると、空気中のほこりや雑菌が体内に直接入り込
んでしまい、風邪やいろいろな病気にかかりやすくなります。また口での呼吸
が習慣になっていると生命力が低下してしまいます。生命力の低下は、精神力、
判断力、行動力の低下に直結します。

 一方鼻呼吸は、鼻毛がフィルターになりで息を吸い込むときに入ってくるゴ
ミや雑菌などを排除します。鼻の粘膜も同じ役割があります。風邪をひくと鼻
水が出ます。そこで何度も鼻をかむことになりますが、この鼻水が出るという
のも、風邪ウイルスや雑菌を体外に排出しようという防御機能です。

 普段から口を閉じて鼻での呼吸を心がけていると、それだけで健康になり、
精神力も強くなるので、疲れやすい、ストレスがたまる、イライラする、精神
不安定、決断力・行動力がない等、なにかしら不調がある方は、この機会に鼻
呼吸をしっかり身につけましょう。

 それでは口をしっかりと閉じて「鼻から」意識的に呼吸をしてみてください。
口が少し開いた状態でいると、当然そこからも呼吸をしてしまうことが多くな
ります。鼻から呼吸をするときは、意識的に口を閉じましょう。

 また「鼻から」ということを意識的にすることで、呼吸自体がしっかりとし
たものになります。

 何か一つのことをやるときに、意識的にするということは、重要なポイント
です。ことに、何をやるにも覚える初期の段階では「意識的にする」ことが成
功の秘訣です。本当に自分のものになってしまえば、意識しなくても身体が反
応するので大丈夫なのですが、それまでは意識的にする必要があります。

意識して口を閉じ「鼻から呼吸」しましょう。

まずは、このメルマガを読んでいる間、鼻呼吸を心がけてみてください。

続けているうちに心身ともに変わるのが体感できるでしょう。


※呼吸法に興味のある方は、こちら↓もご参照ください

 

2005/8/10 Vol.21

【呼吸の基本原則(3)】

 日本列島は夏真っ盛り。まだまだ暑い日が続きそうですね!

 不眠や夏バテを防ぎ、血液をサラサラにするヨーガ呼吸法。今回は基本原則
最終章です。

 鼻呼吸・吐くこととともに大切なのは「ゆっくり呼吸する」ということです。
                   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 長息=長生きといわれているぐらい、呼吸のスピードと寿命は関係が深いの
で、ゆっくりとした呼吸を身につけるだけで寿命が延びることになります。

 ゾウや亀が長生きなのは、ゆっくりとした呼吸をしているからです。ネズミ
や小鳥などが短命なのは、呼吸が早いからなのです。

 人間も動物ですから、同じことが当てはまります。一流の画家や、高名な僧
侶などが長寿なのは、ゆっくりとした呼吸の生活をしているからです。

 まずは、鼻から意識的に「ゆっくり」とした呼吸をしてみてください。そう
すると、普段の呼吸より、確実にゆっくりとできるはずです。日々の生活の中
でそうするだけでも寿命が延びるのです。

 なぜ呼吸がゆっくりになると寿命が延びるといえるのでしょうか?

 それは、一生の間にする呼吸数がほぼ決まっているからです。それは人間だ
けでなく、哺乳動物のすべてに当てはまるのです。

 『ゾウの時間ネズミの時間』(本川達雄著・中公新書)によると一生涯にす
る心拍数は20億回、呼吸数は5億回という数字が、ゾウでもネズミでも人間でも
当てはまるのです。

 ネズミが3〜4年ぐらいしか生きられないのは、心拍も呼吸も早いからです。
ゾウや人間はネズミより心拍も呼吸も遅い分だけ、長命なのです。だから、同
じ人間同士でも呼吸をゆっくりとした人のほうが、長生きができるのです。単
純に計算すると、呼吸のスピードが半分になれば、寿命は2倍になります。

 たとえば今あなたの年齢が40歳だとします。平均的寿命を80歳として考える
と、あと40年生きることになります。今日から呼吸のスピードを半分にしたら
残りの生存年数が2倍になるので、あと80年生きられることになります。40プ
ラス80ということになれば、計算上では呼吸のスピードを半分にするだけで120
歳という長寿が得られることになります。

 これからの人生を健康で長く楽しむためにも、ゆっくりとした呼吸を心がけ
ましょう。

 呼吸は「鼻で、ゆっくり、吐くことから」という3つが呼吸法の基本原則です。
意識して、しっかりと身につけましょう。

 


2005/8/25 Vol.22

【パシュチモーッターナ・アーサナ】

  関東地方はちょうど台風11号が上陸中ですね。朝夕涼しくなってきましたが、
そろそろ夏の疲れが・・・という方も多いのではないでしょうか。
 
 今回ご紹介する「パシュチモーッターナ・アーサナ」は、前屈のポーズ。

 消化機能を促進して内蔵の調子を整え、疲労回復や、精神安定、腰痛の改善
など、さまざまな効果があります。

 まずは、アーサナ(ヨーガのポーズ)をする前に。
              

 それでは、リラックスして始めましょう。

<準備型>
 1. 両足を前に伸ばして坐り、左足を内側に折り曲げ、右ヒザと太ももの間
   に足首を乗せます。

 2. 両方のひじをつかみ、息を吐きながら上体を前に倒していきます。

 3. 多少刺激があるぐらいのところで、楽な呼吸で保ちます(1分)。

 4. 伸ばす足を替えて、1〜3を同じ要領でおこないましょう。

<完成型>
 1. 両足を前に伸ばして坐り、両足の親指をつかむか、足首あたりをつかみ
   ます。

 2. 息を吸いながら、顔を上に向けて上体を反らし、吐きながら上半身を前
   に倒します。

 3. 息を吐いて止めたまま保ちます。

 4. いくぶん苦しくなってきたら、吸いながらゆっくりと戻します。

 5. 同じ方法か、さらに余裕のある人は足の先に手を回して手を組んで、も
   う一度おこないます。

 6. 戻したら、赤ちゃん坐(ひざかかえ)か安楽坐(あぐら)で1〜2分ほど
   休みます。


(注意点)
 ・無理にたくさん前に倒さないこと。それより、保っている間に自分の身体
  の状態を細かく観察することが大切です。

 ・完成型では、視線の移動に注意しましょう。
  動きはじめから終わるまで、すべてなめらかに視線が移動するように心掛
  けて、できれば空間の等距離の一点に視点を定められるといいです。